当webサイト管理人が実際に使用するSIRIO社製登山靴。前靴での小指外側の靴摺れの反省から幅が広く、くるぶしが隠れ、雨時の登山道での水溜りもモノともしないGTX仕様。靴表面は蓮の葉のように水滴を弾く。値もそれなりだが登山では雨具よりもよく使う大事な道具。自信を持ってオススメできる靴です。2000年くらいから使用。(※サイズ注意!)
「富士は日本一の山♪」
日本人なら富士山は一度は登ってみたい山ではないでしょうか?ところが、誰もが登りたいと思う日本を象徴する美しい山が日本一高い山でもあり、その山頂の標高は気軽に行くにはちょっと難有りな山でもあるのです。
気をつけてくださいね。五合目(中腹)までは今や車で行けるのが当たり前になっているわけですが、そのことは本来、麓(ふもと)から五合目までの登山で体験すべき経験や培われるべき能力を飛び越え省略してしまう結果になり、素人同様の登山者が中腹から登山を始めるという結果をもたらしています。しかしながら富士山の危険はそんな事情とは関係なく現役で存在しているのです。
私の富士登山、2度目だったか3度目だったか。半そで・短パン・ビーチサンダルで夜中の11時に山頂に到着した登山者と出会いました。無謀です。
富士山頂は真夏でも夜は凍て付く真冬の世界。 東京では座っているだけで汗がタラタラ滴り落ちる暑さでも、富士山山頂は極寒の世界です。
「今年はこれだけ暑いから防寒着は要らないだろう。」
荷物というものはできるだけ少なくしたいもの。私自身いつもそれで騙され、現地で後悔します。それくらい下界と山頂とは世界が違います。
登山用具を準備する際、少しでも住処の東京の常識で考えると考えた分、山頂で後悔することになりました。
ところで、富士山は標高 3776m。つまり約 4km。
たった4km 上空へ上がっただけで真夏に極寒の世界に飛び込めます。 いかに我々が普段薄い大気の層に住んでいるのかを体感できます。
この登山者は夜中の11時に私しか居ない山頂に到着。私は度肝を抜かれました。南極の氷の上でベースキャンプを設立していたところ、浮き輪を持った水着の人が来たような気分でした。
しかしその後、日の出までの数時間を山小屋や施設・石垣の脇で風を避けて過ごし、見事日の出(の時間)を迎えて下山していきました。( 「なんだ、なんとかなるのか」 などとは思わないでください。)
あの凍て付く山頂で数時間を丸まって過ごした彼の根性には脱帽するのですが、軽装備登山の無謀さを実感しています。
その後彼から手紙をもらい、その後の体験を知ることができました。 もともとは河口湖に遊びに来たんだそうです。ところが、富士山がきれいに見れたので登ってきたんだそうです。確かに当時は下界から富士山がきれいに見えました。
日の出の時間を過ぎて下山した時はサンダルの鼻緒が切れて大変な思いをしたそうです。 富士山の下山道は “砂走り” と呼ばれ、数ミリから数センチの溶岩質の小石で出来ているうえ、下り坂のために一歩進む毎に数メートル進み、ザッ と靴が小石の地面に埋まります。それが延々数時間続きます。まるで月の世界。
想像できると思いますが、足先が小石(砂場)の中に埋まった時に石が靴の中に入ると非常に痛い思いをします。よって登山の際には出来るだけ異物が靴の中に入らないように、くるぶしが隠れるちょっと長い靴を使用します。これならば他にも、例えば岩の間に足を入れてしまった時もくるぶしを擦り剥かずに済むわけです。
登っている最中は初めは暑くて汗を拭き拭き登りますが、高度が上がるにつれ涼しくなり、丁度よくなってきます。
「登山」 という激しい運動をしているので寒さが丁度よいくらいに涼しく感じるのでしょう。しかしそれは運動してるから調度いいのであって、ひとたび歩みを止めれば体は序序に冷え、段々と寒さを感じ、次第に寒さが深刻になり、ついには危険を感じるようになります。下界からは見えませんが噴火口内部には雪が残っていますからね。それは山頂が雪が解けるような気温ではないことを意味します。
富士山に限らず登山には・・・
体温保持の為に山頂で日の出まで数時間マラソンしてる訳にはいきませんって!疲れてるって!暗いって!ライトで足もと照らしながらマラソンするの?
無理だって!!>>page02へ