歴史にもまれて今も残る、大仏山の上野大仏
奈良・東大寺には大仏があります。有名ですよね。
神奈川・鎌倉の大仏。これも有名ですよね。
東京にも東京大仏がありますが、これは都内在住者なら知ってる人は多いと思うんです。
では同じ都内でも上野に大仏があったって知ってますか?コレって意外に知られていないんじゃないでしょうか。
場所はあの花見で有名な桜並木のすぐかたわら。その名も 大仏山 の上にあります。「最近できたんじゃないの?」 と言われればさにあらず。何度か再建されていて、最初のものは寛永八年(1631)というから江戸時代。現在、残っているのは 顔面のみ で天保十四年(1843)ってことに。やっぱり江戸時代です。
この上野大仏。関東大震災で頭部が落ちたため寛永寺に保管。後、第二次大戦における金属供出令により体・脚部が国に供出され、面部のみが残ったんだそうです。
文化財もこういった時代の波にさらされてるんですね。それを思うと、何百年も前のものが現存しているっていうことはそれだけで貴重なんだなあと。幼少の頃、「国宝」 と聞いてどんな財宝が出てくるのかと思ったら古くて黒くてボロボロなものだった。「これが国の宝?」 と思ったんですが、大切にされてきたから今日まで残ってきたんだし、大切にされつつもボロボロになるほどの時を経てきたものなんですね。こんな風に思った時、昔からの古い文物が国宝等に指定されて大事にされている意味がちょっとわかってきます。
「上野大仏は面部までが流され面部だけが残ったという、まさに残ったものと無くなったものの境目に位置してるんだな。」
そう思った。
by ニヒルな旅人
| 場所 | 【地図】 |
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| 交通 |
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| 駐車場 | 上野の山の下に地下駐車場あり。JR上野駅周辺に立体駐車場あり。 |
| おみやげ | 2006年7月から祈願お札授受所が新規に開設され、祈祷済みの合格祈願、開運厄除けの上野大仏ご尊顔ストラップが頒布されている。顔面だけの大仏など他に聞いた事が無い。上野大仏グッズが手に入るのはここだけだろう。 |
| 外部リンク | 幕末・明治の古写真:上野大仏(1) 幕末・明治の古写真:上野大仏(2) 幕末・明治の古写真:上野大仏(3) 幕末・明治の古写真:上野大仏(4) 幕末・明治の古写真:上野大仏(5) |


